2017/03/23

出荷を始めてから丸二年が経ちました


2015年 3月23日 起業当初・引き継いだばかりの牛舎
3月23日。
牧場で引き継いだ7頭の牛を搾乳し、出荷を開始した日から今日で丸二年です。
730日、出張のため半日牛舎を空けることはあっても、
毎日必ず牛舎で搾乳をしました。
もっともっと、計画以上に回せると思っていましたが、
乳牛の値段が、計画段階から比べると2倍近くまで高騰し、
思うようにお金を回せなかったというのが正直なところです。
それでも、計画通りにお金を回せているのは
我ながらよくやっているとほめたいです。
ただ、情勢は悪いままです。
ごまかしつつもやれてきた2年間。
次第にごまかしも利かなくなってきます。
ここからの一年が本当に重要で、いよいよ来年から返済も開始します。
年間約400万円の返済を9年連続可能な状態にしなくてはいけません。
「頑張る」で可能な額ではありません。
あわよくば5年で完済したいと思っていました。
増頭には厳しい情勢ですが、なんとかその水準に持っていけるように工夫します。
次のステップへ進むために早く完済するぞ!
繋ぎからフリーバーンへ 返済開始まであと1年

2017/03/19

3月の牛群検定・検討表

3月の牛群検定結果
全ての酪農家が行っているわけではありませんが、多くの酪農家は
牛群検定という取り組みを月に一度、搾乳牛1頭1頭の乳量と乳汁のサンプルを取り、
それらを専門の機関に提出し、データ化してもらって、自身の経営に活かしています。

個人的には、それだけでも十分有意義な情報を得られていて、日々の飼養管理に
活かす事で随分と、改善速度が上がっていると感じています。
しかし、その改善手段は、自分の持っている書籍などからの情報や
これまで蓄えてきた知識の中からしか出すことができません。

全国的には、こういった牛群検定の結果を定期的に仲間同士で持ち寄って
あーでもない、こーでもないと検討を重ねている組合もあると聞きます。
残念ながら、私のいる富山周辺でそういった取り組みがなされているのを
聞いたことがありません。
※新参者なので、既に在っても、知らないだけかもしれません

ただ、年に2回でも4回でも、検討会が出来たらいいなぁー。
あるなら仲間に混ぜてもらえんかなぁ。なんて思うこの頃です。
牛は本当に奥が深くて、面白いです。

良かれと思ってやっていることも、有難迷惑な可能性もある。
楽して、楽させてやりたいなぁ。
牛との一番いい距離、いい関係を目指したいと思います。

2017/03/10

廃用の判断

この牛は、昨年の11月30日に分娩をしました。
実は、一時は廃用も検討したこともある牛です。
一昨年の秋に北海道から経産牛の孕みとして連れてきたこの牛は
産んでみたら乳質(体細胞)が非常に高く、
しかも、4本の乳が順番に乳房炎を何度も繰り返すという
非常に生産性の悪い牛でした。
当然、乳量も低く、一時は乳房炎の熱で著しく弱った時期もありました。
それでも何とか受胎して、昨年分娩できたんです。
今回の産次もダメかなーと思っていたんですが、
蓋を開けてみれば、体細胞数は一桁が続いているし、
4本いずれも乳房炎を発症していません。
そして、なにより乳量が未だに一日に45㎏以上と絶好調。
発情もしっかりしたのが来ていて、思わず判別精液を付けました。

一回のお産を境にこれほどまでに改善するとは思いもよりませんでした。
増頭したいがために、意地でも次の産次に繋げた結果が功を奏したわけです。
こういう経験をすると、牛の命を廃用という形で終わらす決断に
難しさを感じたりします。当然、それも畜産なわけですが、
少なくとも、乳質ってものを判断材料にするのは違うかもなぁって
この牛を見ているとそう思ったりしました。