夢を抱くという事

昨日になりますが、2月22日に開業1周年を無事に迎えることが出来ました。
この調子で、とりあえず3年目まで事業の規模拡大を続けていきます。

さて、こういった専門色強い職業についていると、
「酪農家になりたいです!」とか
「酪農業界を支える仕事がしたいです!」といった風に、
目を輝かせて自分の夢を語ってくれる方に出会う事があります。
実際に私もそうでした。

しかし、後継者不足に苦しんでいる業界なのに、
「おぉ!頑張れよ!」と背中を押してくれる人は案外少ない印象です。
どちらかというと、「しんどいぞー!」「儲からんぞー!」といったネガティブをぶつけてくるんです。
もしかしたら、他の業種でもそういった部分はあるのかもしれませんが。

私の経験上、ネガティブな情報をぶつけて「やめた方が良い」という方向で話して来られる方は
自身がその問題を解決できずにいる人です。
なので、そういう場合もあるのかー。自分ならどうするかな?と、
考えるきっかけ程度に話を聞いておくといいと思います。
重要なのは、自分がその場面に直面した場合に、自分はその局面をどう打開するかを
考えておくことです。
この訓練を積み重ねておくと、自分の歩みは早くなります。必ず効いてきます。

私の周りにも、夢半ばで自分の夢を断ち切ってしまう人がいます。
本当に残念なことです。見ているこっちがもどかしくなります。
周りの声につぶされたり、環境に負けたり、自分を見失ったり、手段を見つけることができなかったり。

夢が職業でないのは絶対です。
仕事も職業ではないです。これも絶対です。
お金が必要となるこの世の中で、夢と仕事がリンクする場合は多いと思います。
あなたの仕事は何ですか?あなたの夢は何ですか?と聞かれたら何と答えますか?

「酪農家です。」「サッカー選手です。」「医者です。」「先生です。」
これは夢でも仕事でもありません。職業です。

ちなみに、私の夢は「100年後も日本であたりまえに酪農が続いている事」です。
私の仕事は「おいしい牛乳を搾り、牛乳や酪農の魅力を伝え、酪農で地域を盛り上げる事」です。

あ。夢や仕事を探すこと、目指す事、その入り口にはこだわらなくてもいいと思います。
なんせ、私は「会社で働きたくない。放牧地の牛をみている仕事が酪農なのか。」という考えから
酪農家になることを目指し始めました。すんごい動機不順ですし、的を得ていません(笑)

でも、今もやっぱり「仕事をしたくない」です。
なので、「家にいて家事のように牛の世話をする酪農」という職業には救われています。

1年間やってみて、「思った通りやっぱりいい仕事だったなー。」という感想が残ります。

2年目も楽しみながら生活していきたいと思います。


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