まさかのフタゴ

昨日、分娩報告をしたうちのF1を分娩していた「ドミナンス」に異変が。
それは、今朝搾乳を終えた後におきました。

なんということでしょう!
どう見ても分娩が始まっているではありませんか!!

この時、状況を考えてふたつの可能性が頭をよぎりました。
①昨日取り上げた子牛は、別の牛の子牛!?
②ふたごですか!?

まず、①の可能性を調べるために、乾乳ペンに残されていた1頭の牛を直腸検査。
結果は、体内で子牛と握手できたのですぐに否定されました。
と、なると、ふたごですか!?

出来れば分娩介助をしたくないので、様子を見る事に。
しかし、寝ているときは胎膜が見えるものの、
立ち上がってしまうとドンドン戻って行ってしまう状況。
陰部もさほど緩さがなく、頸管の開きがいまいちと判断しました。
また、ドミナンス自体も何事かと若干パニックで落ち着いて座ってくれない。
なによりも1子が出てきてから既に1日以上経過していたため、
胎児が自力で外まで出てくるのは難しくなってきていると思いました。

とりあえず、落ち着いて寝ててもらおう。助産はそれからだ。と思い、
再度乾乳ペンへ戻し、様子を見るとすぐに寝てくれました。
しめしめと引っ張り出す準備をするためドミナンスに近寄ると立ち上がる。
こりゃ、だめだ。と思い、ドミナンスに頭絡をかけて、柱に縛り
起立状態での分娩介助を選択しました。
体内で子牛の両足にチェーンを巻き、引くこと約5分。






無事にF1のオスが出てきてくれました!
しかも大きさが、後生まれの方が大きいという事態。









































ま、なんだかんだありまして、無事twin'sの誕生です。
一頭から2頭のF1とか、ナイスボーナスでした!”

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