2015/06/26

牛を活かす

動物を扱う仕事の中でも、酪農という業種は牛と歩むことができると思うんです。
世話をしてあげなきゃいけないという部分もありますが、
管理の仕方を変えていくと、牛にやらせる事もできるようになります。
人が草を刈らなきゃいけなかったところへ牛を離して草を食わす。
人がエサをやらなくても自分で食いに行けるわけだし、
草を刈る手間も省けます。

効率、効率で手間を惜しまずやってきましたが、
畜産という大切な本来の目的を忘れてしまっては
この先ずっとは生きていけないと思うんです、

牛自身に土地を起こさせ草を管理する。
地面に栄養をやって微生物を増やし、
土壌微生物や土壌動物、植物の根っこ自身に土地を起こさせる。
本来農業って自然を活かしてこそやってこれたと思うんです。

100年先の農業を考えた時に、
やはりこの原点に戻れるかどうかは一つの分岐点であるとも思います。

2015/06/23

オステリア タイキ

【凧温泉】サンを通じて繋がった【オステリア タイキ】サン。
タイキさんのお店はイタリア料理店ですが、今回移転オープンをされたとのこと。
それを祝って、富山市の【barbanco】サンが主催で【オステリア タイキ】サンのお店で
飲み会が昨日22日に開催され、その会に出席させていただきました!

はい。すっごいごちゃごちゃしたスタートになりましたが、ついてきてますか?

話戻しまして、今回そのお祝いパーティーに出していただく料理の食材の一つに
clover farmの牛乳を使っていただけました!
うちの牛乳をリコッタチーズにして料理に使っていただいたんですが、
ほんと、美味しかったー!誰かうちの牛乳をチーズに加工してください。

今回、飲食店の人を中心に、様々な業種の方々が集まっていて
初対面の方も、久しぶりにお会いしたかたも、facebookでちらほらイイネしてくれていた方も
気さくに話しかけて下さって、人見知りな出不精としてはとても過ごしやすい時間を
皆様にいただけたと同時に、「牧場に遊びに行くよ!」と言っていただけて
素直に嬉しかった飲み会でした。
それぞれに「いいもの」を提供したいと思っている人たちの集まりで、
みなさん本当に活き活きしていて、とてもいい刺激を頂くことができました。

と、同時に、牛乳の抱える流通の難しさを改めて感じました。
酪農家が搾った牛乳を殺菌加工、流通するためのシステムを考えようと思います。
まず、あの人のところに話を聞きに行くかー。と、そんな感じです。

同時に、乳製品加工を都府県で行いたいという珍しい人が居ないか
アンテナはっとこうとも思いました。

高岡を牛乳で元気に!

そういうことを反芻しながら今朝の搾乳を終えて牛たちを放牧地へ送り出しました。




2015/06/16

地域交流牧場北陸ブロック会議

今日は地域交流牧場北陸ブロックの会議が富山県開催だったので
日中の時間を利用して出席してきました。

これまで、くろべ牧場のスタッフとしては参加してましたが
牧場代表としての参加は今回が初でした。
北陸地方の著しい減産傾向のなかで後継者を育て繋ぐことの必要性を訴えてきました。
言いたいことは言えたかなと思います。
さて、じゃあ私は何をするか?
行動起こさなくてはと、帯を締め直す気分です。

この他についても、今年の全国研修は新潟開催とのことで
できる限りの手伝いをしたいなぁ。

2015/06/15

乾乳牛

今日は乾乳牛を放牧地に出して運動させました。
その放牧後の乾乳牛の肩の筋肉と血管の浮き上がりっぷりが
あまりにも見事だったので思わず写真を撮りました。

さて、乾乳牛って何でしょう?

よく『牛ってずっと牛乳でるんですか?』

といった質問を受けることがあります。
回答としては、ハッキリ言えませんが永遠ではないと思います。
と、言うのも私たち酪農家は概ね牛乳売って生活していますから、
餌代と乳代があわなくなってくる頃には牛をどうするか考えなくてはなりません。
なので本当にでなくなるまで搾ったことは無いわけです。
さて、乳量が餌代と同等になる際に、受胎していなければお肉として利用するため
食肉処理場へ出荷されていきます。
逆に受胎していれば、分娩後は乳量が再び増加するので引き続き飼う訳ですが
分娩予定日の約2ヶ月前になった頃に牛乳を搾るのをやめて
次の分娩に備え牛をお休みさせてあげます。
はーい。前置き凄く長くなりましたが、この牛乳を搾らない
分娩前約2ヶ月の期間を『乾乳』と言い、その牛の事を『乾乳牛』と言います。

ちなみにこの乾乳期間に関しては、60日以外にも
45日や30日、90日など各農家や牛の状態によって様々です。
ちなみにclover farmでは基本的に60日を採用してます。

今日は乾乳という専門用語についての解説でした!

2015/06/13

乳静脈

乳静脈ってなぁに?ですよね。

今日はちょっと酪農家のマニアックな世界をご紹介。
写真は、うちにいる牛の中で『一番いいおっぱいだな。』と思う牛のおっぱいです。
あ、おっぱいおっぱいいっちゃってますが、酪農家の間では
普通の出来事なんで馴れてくださいね(笑)

話は戻りまして、このおっぱい。
牛は赤ちゃんを産んで50~100日付近が一番イッパイ牛乳を出します。
その頃のおっぱいは搾乳前になるとぱんっぱんに張ってそりゃすごいもんです。
残念ながらこの子は分娩後約1年経過してしまっていて
それほどパンパンではないんですが、それでも良い形だったんで教材に
写真を撮らせていただきました。

で、前置きが長くなりましたが、乳静脈のお話です。
写真を見てもらうとお分かりのように、ぶっとい血管が見えると思います。
あれが乳静脈です。
酪農家ともなれば、あの乳静脈を見てニンマリする人もいます。
うちの妻が牛乳静脈マニアです。
あの乳静脈たまんねーな。あれはダメ。
なんて調子です。
乳静脈がしっかりしてる牛は概ねよく働く気がします。
働くと言うのは牛乳イッパイ出すってことです。
牛乳は血液から出来てますから、おっぱいにどれだけ血液を送れるか。
が、よく働く牛の一つの鍵になってきます。
いっぱいおっぱいに血液が入る牛は、当然流れ出る血液も多いので
立派な乳静脈になる。と、そんな理由です。

ささ。あなたも牧場で牛を見るときに、
あの乳静脈たまんねーな。あれはダメ。
なんていってみてください。酪農家はドッキリしますよ(笑)

2015/06/12

放牧地に種蒔きました

混合放牧始まって、しばらくたちますが
山羊も牛も馴れてきて、いい距離感です。
むしろお互いに馴れすぎてて
山羊の名前はダン(無角)とアン(有角)ですが、近頃は牛を牛舎に戻すときに、
牛の群れに混ざって牛舎に戻ってくるほどです。

さて、肝心の草地ですが、こちらもいい感じです。
ギシギシが壊滅的な駆逐されっぷりです。
雑草が減り裸地も見え始めたので牧草の種を蒔きました。
綺麗な青い草地が上手にできるかな?
楽しみです!!

2015/06/09

牛群検定

明日は待ちに待った牛群検定提出日!
今月からclover farmも検定農家の仲間入りです。
と、言うことで、今日の夕方からサンプリングしております。

牛群検定って言いますのは、毎月一回、1日の個体ごとの搾乳量や、
体重、種付け状況など
生産に関わる様々な情報を取りまとめて活用可能なデータにして
農家に戻ってくるというなんとも便利なものなのです。

そして、これらの情報は全国から集められて、育種などにも活用されます。
乳牛の能力がどんどん向上するのもうなずけます。

clover farmもこの取り組みに参加し、経営能力向上に活かしつつ
全国の酪農家がもっと儲かるように情報への協力をしたいと思います。

2015/06/07

混合放牧

麦もいい感じに色付いて、今週辺り佐加野も収穫を迎えそうです。

さて、牛の放牧が先日スタートしましたが、私の目指す放牧は混合放牧。
そうです。なんと、牛とヤギとを同時に放牧してしまおうという
日本国内ではなかなかぶっ飛んだ発想の放牧です。
そのぶっとんだ発想をジュンブレンドさんの借り山羊でやってみるという
ぶっ飛んだclover farmです。(ジュンブレンドさんすみません)
この狙いは、放牧地の維持管理に薬や機械を使わないため。
牛が食べない草をヤギが食べる。ヤギが食べない草を牛が食べる。
この絶妙な関係を経験上知ったら試したくなりました。
ヨーロッパでは無いわけではないそうです。

牛と山羊と喧嘩もせず、初日のスタートを切れました!

2015/06/03

戸出ジェラート

大ニュースです!
なんと、この度、縁あって「戸出ジェラート」さんのジェラートの
原料乳としてclover farmの牛乳を使用していただけることが決まりましました!

私の知る限りでジェラートショップで原料となる牛乳を一つの牧場に限定しているのは
富山県内ではこれまでに「くろべ牧場まきばの風」さんのみだったと思います。
多くの牛乳原料は複数の牧場のものを利用する中で、
戸出ジェラートさんにclover farmの牛乳を選んでいただけたことは、
今後ますます美味しい牛乳を搾る事へのモチベーションにもつながります。

clover farmの牛乳100%でジェラートの生産が始まるのは来週あたりからを予定しています。
みなさん、搾乳から1日以内に加工に入る新鮮な牛乳を使用した戸出ジェラートさんの
こだわりのジェラートをお楽しみに!

ちなみに価格はシングル350円、ダブル450円だそうです。
ジェラートの種類は最大12種類と豊富な種類からお選びいただけます!

私もうちの牛乳で作られたジェラートが出来上がるの、楽しみです!



牛の事故

今日は悲しいお知らせ。
先日山形の廃業農家サンから導入した6頭のうち2頭が
導入時、また導入直後の牛同士のトラブルにより起立不能な状態になっていました。
うち1頭は先月末に足の容体が悪化し横臥姿勢の維持すら困難になり死亡しました。
そして残す一頭は本日、屠場へ向け出荷となり牛舎をさりました。

clover farmとして生産増を目指しての牛の導入は犠牲と課題を残しました。

このような事故が一つでも減らせるよう、不幸な牛を減らせるよう
今回の事故を無駄にしないよう精進します。

2015/06/01

world milk day. June1

おっはようございます。
今朝も元気に搾乳させていただきました。

さて、今日は何の日かご存知でしょうか?
そうです。皆さんもご存知、牛乳の日ですね。
これは世界的にも今日この6月1日が牛乳を意識した1日です。

うぇ?知らない?

詳細はこちらのホームページをどうぞ。
http://www.j-milk.jp/sp/milkday/index.html

牛乳について、乳牛について、酪農家についてあなたはどれくらい知っていますか?

この業界に関する噂は様々耳にします。
スーパーの牛乳は水で薄めてる?
牛乳は体によくない?
牛乳に抗生物質入ってる?

それってほんと?世界から笑われちゃいますよ(笑)
百聞は一見にしかず。

今日があなたと牛乳のより良い関係のスタートとなりますように。